【アル中】簡単にできる断酒方法なんてあるのか??って話
簡単にダイエットできる!簡単に筋肉がつく!簡単に合格できる!簡単に断酒できる!こんなタイトルの本とかコンテンツがありすけど、僕は基本的にそんなうまい話はありえないと思ってます。
これは僕の主観なので、これらのコンテンツで実際に効果があった人を否定するものじゃないです。それはそれで素晴らしいじゃないですか。
こと酒に限っては苦労しないでやめるのが一番いいに決まってます。
あと、入り口としての役割はこういうコンテンツにはあると思ってます。
酒やめたいんだけど何をしていいかわからないし、人に相談するなんてアル中だと思われるの嫌だからできないし、病院なんてもってのほか!って人にはいいきっかけになると思います。
きっかけとしてなら全然ありなんです。
でも、加圧シャツをきてベンチプレス100kgを上げることはできないし、速読式で本を読んだだけでレポートの満点をもらえることは無いし、離脱症状の辛さに耐えられずにスリップするんだと感じてます。
継続に結びつく方法が別に必要だねってことなんです。
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【アル中】家族との会話から見るアルコール依存
酒を飲んでた頃は対人関係がよくなかったんです。
ってか何かしらの依存症で対人関係がまともな人がいるかどうかはわかりませんが、基本的にアルコール依存症は対人関係が破綻してます。
僕の場合、特に奥さんとの関係が良くなかったんです。
今でも奥さんからあのまま酒を飲んでたら間違いなく離婚してた!って。言われます。僕もその認識があります。
それくらい破綻してた夫婦生活だったんですが、当事者である僕は当時はそんなことを全く思ってはいなかったんです。
むしろ子育てにも積極的に参加するし家事も積極的にするし女性の社会進出にも肯定的だし完璧ボーイを気取ってました。
今もその考え自体は変わってないですが、別にそれが完璧な人間だっていう意識はありません。
それらはやって当たり前のことであって「何かを誇るためにするものじゃない」ってのに気づきました。
実際アルコールで頭おかしくなって全然引き返せなくなった人たちの中には、オレは必ず成功する、みんなオレの実力を知らない、そういう自己肥大妄想に浸っている人たちがけっこういます。
— 禁酒の言葉 (@zSadzZYPnu8AChO) 2022年1月27日
アルコール依存症患者の中でも度の進んだ人たちは、こんなふうに自己評価が曲がってくる。
上を向いてアルコール
まさにこれです。
自分のしていることは素晴らしいことで、普通の人はそんなことをしないんだから自分は特別だっていう意識が強くありました。
そして行き着く先は「だから酒飲んだっていいだろう」です。
しかも、その異常さに全く気づかずにナチュラルにそう思ってましたから、そんな人間と一緒にいたら大変だってのは明らかですよね。
そうして奥さんとの仲がどんどん悪くなっていきました。
続きを読む【アル中】アル中辛たん。。。じゃなくてアル中に気づけない人辛たん。。。なんよって話
去年の四月に厚労省主催の依存症啓発イベントでRe-Startってのがありました。
そういうイベントがあるのを知ってその後に関連動画をいろいろと見るようになってます。ちなみに厚労省がこういうサイトも作ってます。
とてもいいこと書いてるしさすが厚労省って思いますが、酒に関しては無茶苦茶な方法を推奨してるのがとても残念でお馴染みな厚労省でもあります。
過去記事にも書いてますが、休肝日を設けるってのはライトな山型飲酒ですよ。
話がそれましたが依存症啓発の関連動画を見ていた中で結構衝撃的な動画があって、
その動画では薬物使用で社会的制裁を受けた人が自分の足で回復施設に入所して回復を目指してたんですが、その人に対して番組MCがムチをふるってるんです。目を疑いましたよ。
まぁ今更依存症の人が周りにどう思われてるかなんて気にしないし、しても仕方ないことだと思ってますし、依存症の認識が正しくないことは身をもって感じてますが、もしかして「なりたくてなったんでしょ」って思ってる人って結構いる感じなのかな?とその番組を見て思ってしまいました。そのような会話が繰り広げられてたんです。
その会話を酒に置き換えるとこうなります。
なんで酒なんて飲んだんですか?興味本位で飲んだってことは自分から依存症になりにいってますよね?
だって、酒には依存性があるだなんて周知の事実ですよね?
まぁテレビ番組ですからね?台本なんでしょうけど、台本を書いた人の認識がアレで、それをOKしてる上司がいるってことは。。。
あれを見て依存症ではない人だっていい気はしないと思いますよ。
日本は世界で一番冷たい国、そういう記事が出るのも理解出来ちゃいますよね。
続きを読む【アル中】断酒しなきゃ多分一家離散&死んでたなって思った話
酒をやめて4年半が過ぎました。
自分の中ではもうだいぶ長いこと飲んでないなぁなんて感じてますがまだ5年も経ってないんですね。
僕は現状ソーバーキュリアスなんですが基本的にはまた飲むつもりでいます。
例えば、死が決定されるような病になった時には最後の日はハイボールを飲むって決めてます。
そこまでは飲まないでおこうと思ってるんですけど、そうは言っても人間なので区切りというか目標というかそういうのを設定しないと確実に飲酒欲求に潰されると思ってます。
ソーバーキュリアスって生き方を見つけたものその飲酒欲求に抗うためなんです。
なので自ら進んで飲むことはしませんけど、酒が飲みたい気持ちが湧かないわけじゃないし、人生の絶頂の時期には常に酒を飲んでいたのでなかなか思い入れが強いです。
それを断ち切っていく作業として区切りをつけています。
僕の次の大きな区切りとしては、酒を飲んでた時間よりも素面の時間を長くするところに置いています。
続きを読む【アル中】酒のせいで痛い思いをしたのにやめなかったどころかもっと飲んだ話
酒は体に悪いってのは周知のことかと思います。
最近は「量を守れば体にいい」っていうアル中の言い訳もきちんと否定されてます。
まぁ酩酊効果のある有機溶剤が体にいいわけはないってのは少し考えればわかりそうなものですが、酒に取り憑かれているとなかなか気付かないですよね。
某元横綱とか某バンドマンとか某元コンビ女芸人とか一時期洗脳報道がありましたが、酒に関することは多くの人が洗脳されたまま自ら真実から目を背けてる感じすらします。
さて、目を背けていた人間の行き着く先はアルコール依存症です。
僕は今は断酒してるからといって過去には酒に脳を焼かれていたので飲むためのいいわけは無限に出てきていました。
それこそ百薬の長も信じてましたし、脳が萎縮するって話は信じてませんでした。
でも、20代の最後にアルコールが決定的な原因になった病気をしたことがきっかけで酒に関する害を調べる事になります。
と言ってもそこで酒をやめたわけじゃなくて、一番やっちゃいけない「節酒」という愚かな行為のおかげで依存を深めてます。
続きを読む【アル中】断酒と親と子供について実家で考えてきました。
年末年始と実家に帰りダラダラと過ごしてました。
酒を飲んでいた頃は正月といえば揉め事でだいぶバイオレンスな光景が毎年繰り広げられてきたんですが、断酒をしてからはそういったことは当然起こってません。
酒をやめたことで人間関係がうまくいくようになった分かりやすい例だと思います。
あと、あんまり僕は実家に寄り付かなかったんです。
それも酒が起因した粗相が積み重なってたからなんですが、酒を飲まないってことがわかってれば粗相も起こさないし、人生の中であと何日親と顔を合わせるかってことを考えて積極的に実家に顔を出すようになりました。
親や子供とあと何日過ごせるかってことを考えると酒なんて飲んでる場合じゃないと思いませんか?
続きを読む【アル中】社会が通常通り回っても酒の認識は変わってて欲しいなぁって話
毎年年末になると今年の振り返り的なことをします。
断酒にしても生活にしても仕事にしてもです。
昨年はこの記事がそうですね。珍しく【アル中】タグではなくて【断酒】タグです。
余談ですが、僕はアル中とアルコール依存症の違いは認識してますが自分を戒めるためというか断酒してるからといって依存症が治ったわけではないっていう自戒の念を自虐的に込める意味であえてアル中って言葉を使ってます。
真剣にアルコール依存症と向き合ってる人はアル中って聞くと侮蔑的なニュアンスで捉えるかたももいるので一言付け加えさせてもらいました。
なので他人に対して「アル中」と吐き捨てることは絶対にありません。この言葉は自分に向けて発しているものです。
さて今年はいろんなことがありました。
一番大きなことは家の売買で、次はストレスで倒れたことですかね。
不動産売買については大きなお金が絡むことだったので本当に大変でしたが、いい経験ができたと思います。
これは別に記事にまとめていきたいと思います。
そして何よりこれだけ忙しくストレスにさられたわけですが酒を飲みたいと感じたことは基本的にはなかったです。
特に仕事に関しては強い怒りと失望とで全てを終わりにしたいって気持ちが溢れていましたが、酒飲みたいなって思いはよぎりませんでした。
元々僕はストレス解消で飲んでたって意味合いは少なかった気もしますが「飲まなきゃやってられない状況」でも酒が不要になったんだなって感じました。
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【アル中】断酒で大事なのはやっぱり「やめなきゃいけない事情」なのかもしれない話
僕自身は断酒期間を経て今はソーバーキュリアスなんですが、そこに至るまで色々と紆余曲折な経緯があります。
何回も飲酒欲求に押し潰されそうにる中で、どうにかして飲まない選択に自分を道義いていくかを考えた結果がソーバーキュリアスです。
そうはいっても「飲みたい気持ち」は続くわけでして、その度に「断酒した理由」を常に考えることで酒を飲まない選択をし続けてきました。
断酒に至ったのはいろんな要因が重なってのことですが酒をやめる時点では酒をやめるなんて考えられなくて、酒のない人生なんてつまらないもので、何を糧に生きていけばわからないほど絶望してました。
端的に言えば「やめなくて済むならやめたくない」です。
でも、周りとのトラブルが絶えないし、自分でも飲み方が変わってきた自覚もありまし、子供と散歩しながら飲んでってのもありましたし。その上体調も悪くなってて。
そこまでいって、スクリーニングテストもアルコール依存を指してたんですが質問の解釈を変えたり、基準の甘いテストを受けたり、これくらい飲んでもアル中じゃないってう事例を探しまくったりしてました。
結果はどれもこれも当時の僕が見たい結果を表示してはくれませんでした。
それでも僕は観念してなくて「やめなきゃいけない気持ち」と「納得できてない気持ち」を合わせて酒をやめます。
朝からハイボール濃いめ片手に子供と散歩してる姿は「やばい」って自覚はありましたけど、なんとか飲み続ける方法も探してました。
まぁここから目覚めていくわけですけど、酒やめたい!って心に誓ったのは酒やめてからです。
やめてよかったことが多すぎて、今まで起きてた問題は酒に起因することだってのがハッキリして「これはやめなきゃいけない」なって意識が芽生えて断酒につながっていきます。
続きを読む【アル中】断酒後の人生の方がしんどいよねって話
アルコール依存症を認知したあとも当然苦しみだらけの人生は続きます。
酒を抜くといろんなことがいい方向に向いていくってのは間違いないとは感じていますが、基本的に人生は苦しみだらけですから酒を抜いたから全てバラ色!オールOK!ってことにはなりません。
僕は第二の否認をしている人にそういう感じを受けたりするんですが結構危険思想なんじゃないのかなぁって思うんです。
酒だけがこの世の地獄を一手に引き受けてるわけじゃないわけで。
僕は断酒したんでエネルギッシュに生活とか仕事はしてますし、タフなことも割とこなせてます。
その結果膨大な仕事を振られてストレスは振り切れ、筋トレも張り切りすぎて何回か怪我をしてますし、大きな怪我が今も生活に影を落としてます。
酒飲んでたらどうだったかってことをよく考えますが、多分仕事を振られることはなかったし、筋トレだって怪我するまでやる気力は出てきないと思います。
断酒したからこそ新たな苦悩も生まれてくるわけですよね。
要はバランスなんですよね。
断酒をしてこの言葉の重要性が骨の髄まで染みてる最近ですが、第二の否認に行き着くと「酒をやめたら人生薔薇色!オールOK!」ってなっちゃうわけです。
う〜ん行き着く先はスリップしか感じないわけです。
そんなわけないんですよ。
酒に依存する原因が他にあるわけで、酒を取り除いてもそれは無くなってないわけですから。
続きを読む【アル中】このまま無くなれ飲みニケーション
#twitter断酒部
— わぁちゃんねる (@WachanneI) 2021年11月25日
いい傾向じゃない?酒飲んでた頃から気持ち悪いなって感じてた「飲みニケーション」。酒飲んで深まる仲ほど浅いものはないし仲がいいから飲んでても楽しいのであって逆は無い。次の日にはバチバチに上下関係しいてくるじゃんhttps://t.co/GS4cdGUR69
ワイドショーで飲みニケーションについて取り上げてました。
コロナでの新しい生活が浸透し切る前に収束ムードの年末が来てしまいましたね。
忘年会です。
しかも根拠なしの収束ムードが開催を後押ししてる空気まで漂ってます。
残念です。
インフルエンザの絶滅よりも、忘新年会をはじめとする毒にも薬にもならない飲み会って文化が絶滅すると思ってましたが。残念です。。
さて、記事に触れてたTVでは「飲みニケーションは賛成?反対?」みたいな感じでしたが、賛成派の人たちは「仕事を円滑に進めるためのツール」みたいなことを言ってました。
飲まなければ+3くらいの効率で回せる仕事を、わざわざ酒で-8くらいまでに落としといて、飲みニケーションの結果-5くらいで進めることが「円滑」なんです??
その結果が30年間無成長につながる気がしますね。
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