【男性育児】三人目が生まれたけど育休を取らない深刻な理由【育休】
↓前回育休中の上の子。この時に生まれた子がこの写真に映る姉の年になりました。
以前、育休のエントリーを書いた後にこのエントリーを書いて放置してました。
せっかくなので追記して公開したいと思います。
僕は二人目が生まれた時に育休を取りました。
休業中は色々問題はありましたがとても素晴らしい時間を過ごせました。
育休が開けたときは「3人目があったら次は一年丸々取る」と息巻いていましたが、現状ではまだ取っていません。
というのもこの記事の最後の方にも触れますが、お金の問題がありましてですね...
男性が育児に参加できない理由の1つに「男は働いでナンボだ」という古風な考えの存在があると思います。
僕の周りにも奥さんが専業主婦の家庭はありますが、このデータはご存知でしょうか?
なんとなく肌で感じていることですが、専業主婦というのは四半世紀前から「マイノリティ」なんです。
同様に「男性は稼いでナンボ」という価値観も四半世紀前に終わっているものなんですよね。
それはつまり僕としてはここに帰着したいわけなんですけど、誰もが後腐れなく育児に参加できる土台は整っていると思っています。
育児をするために必ず休業しなきゃってことじゃないですが、双方働いている家庭が多いんだから双方育児しましょうよってのが理想ですよね。
これで、「イクメン」とか「ワンオペ育児」とか育児にまつわるネガティブなイメージが減れば良いなと思っています。
贅沢を言えばもうちょい給付金早く欲しい
さて、僕の場合「育休を取るよ」と周囲の人に行ったときは、大体みんな驚きました。
あまり例があるものではないですから、親も驚いていましたよ。
親は単純に休むことへの抵抗と、休んでいる期間の生活はどうするのかという意味合いでしたね。
会社の人は「抜けた穴はどうすんだよ」って感じだったと思います。
給付金が入るまでの生活に関しては貯蓄で乗り切れる算段だったんです。
一人目が生まれた時に、給付金が支給されるのは給与が止まって4ヶ月目ということも確認していたので、そこまで無収入でもなんとかなるようにしていました。
しかし、覚悟していたとはいえ実際に4ヶ月無収入になったら全然しんどかったです。
こりゃ奥さんを直接的に支えたい気持ちがあっても、経済的な支えを選ぶという意味で休業を取れない父親がいても全く不思議じゃないと思いました。
だから日本の男性の育児休業取得日数は休暇ってレベルなんだなとしみじみ思いました。
そんなレベルなので会社も男性育休のことをナメてるんだと思います。
なので下のような反応が出るわけです。
ナメてられない女性の産休・育休になると態度はこうなります。
とても悪意のある表現を使いますが、会社が賃金を人質に取って人生設計を狂わそうとしてるわけですよね。
権利を行使させないように仕向けてるんですから。
男性も○○日とか○週間とかじゃなくもっとガッツリ取るのが普通な社会になるためにも、育児休業給付がもっと早くなればいいのにと思いますよ。
4ヶ月の経済的な不安はこたえますからね。
実体験としても無収入の対策はしてたんですが、しんどかったというのは上に書いた通りです。
当時は大人2人と子供1人、赤ちゃん1人が一日中一緒にいたわけですから、働いている時間帯に普段使わないお金が出て行ったり、保育園を休園してもあまり安くならなかったり、会社から天引きされている金額を逆に振り込まなきゃいけなかったりと何かと出費がありました。
行政が男性の育休に力を入れるために給付金の金額をあげたり、期間を伸ばしたり、目標数値を引き上げるだけでも大変ありがたいことですが、お金に関することはもう少しスピーディになるとより良いと感じました。
給付金は給与の2/3出るようになったので手取り額よりも気持ち少ないかな程度だったんですけど、育休をとった期間が4ヶ月だったのでそれが給付されたのが復職前の1か月と復職してからでした。
最後の給付に関しては復職後なので金銭的に苦しかった時期が過ぎてから給付されたという感じですね。
しかもそれが会社の給与と重なるので、あればその分使っちゃう我が家は逆に困った記憶があります。
ちょっとした工夫と本当の勝負
奥さんと同じタイミングで休業に入ると給付も同じタイミングになるので、僕は奥さんが入金される次の月に入金されるようなスケジュールで休業に入りました。
これはナイス判断でしたね。自分を褒めてあげたい。
前述の通りあればその分使ってしまうので一気にまとまって入るのはちょっと都合が良くないんです。
また2か月収入無しになるなんて給付されたその日に忘れちゃいますからね。
タイミングを調整したおかげもあって、僕の休業前最後の給与→奥さんの給付+僕のボーナス半分→ボーナス残り半分→奥さんの給付→僕の給付→奥さんの給付+復職といった感じで給与が止まってもなんとか生活できる流れを作れました。
休業中は確かに金銭的にしんどかったですけど、本当に苦しかったのは実は復職後なんです。
仕事に復帰した直後の賞与は休業していたので当然満額出ません。
ですが、我が家は借金多め&ボーナス払いを多用してるアメリカンな経済状況なんで大打撃でした。
たまたま、最後の給付金がボーナス払いの前月に振り込まれたのでなんとか支払いは間に合いましたけど、給付額が1/2になっていたり、給付が終了してたら終わってました。
スーパー自転車操業をしている我が家の苦しい状況はまだまだ続きます。
自転車操業なので、基本的に家計は赤字です。
その赤字をボーナス時に一気にペイするという生活を送っています。
毎月の赤字を補填するために貯蓄を切り崩しているんですが、復職後はボーナスが出ないことで貯蓄が底を突く可能性が出ました。
出たというか次の賞与までを計算すると確定でした。
幼子二人抱えてこの計画性のなさは我ながらアッパレ!
なので、休業中はもちろん細々と生活していましたが、復職後もすぐには元の生活には戻れず細々とした生活が続きました。
その期間はなんと1年2か月。
復職した初年度、最初の賞与は満額出ずに給付金でなんとか支払いを回す。
冬の賞与は夏から育ってきた赤字の補填をして終わり。
次の年の夏の賞与でようやく妻も復職したので通常の生活が戻ってきたという具合です。
単純に仕事に復帰すれば全て元に戻るかというとそうではないんですね。
賞与とか支払いとかそれまでの生活の柱になるものが休業によってどう変化するのか、いつ休業前の状態に戻るのかをシミュレーションしておいたほうがいいです。
なので、昨年3人目が生まれたんですが休業するかというと...お金がね...
き、休業するだけが育児への参加というわけではないですし、妻も3人目ともなればベテランママです。
僕は、上二人の面倒を見ることになりますが、それも育児です。
上の子の進学準備をしたり、下の子が活発になってきた年齢なので一緒に遊びに行ったりやれることは色々あります。
今回は休業をしない育児を選択するつもりでいますが、それはそれで貴重な経験を積む時間になると思います。
24時間体制で一緒にいるわけではないので、赤ちゃん以外の子の対応を僕一人で担えないことや、僕の仕事が夜勤ありなので夜いないこともあります。
そういう細かい生活面を考えると妻への負担は大きなものになってしまうので、よく話し合いが必要ですよね。
妻も僕も上の子たちの育児を通じて成長してますから休業しない選択をとりますが、生活資金の問題も解決しつつ育児のクオリティも維持していけると信じています。
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