【アル中】回復の仕方は多種多様
最近飲酒欲求を強く感じたのが年末の友人との忘年会でしたが、それを超えてからは酒のことなんか全く感じることのない毎日を送っていました。
まぁ、年が明けて仕事が忙しかったり上の子の進学準備やら下の子の定期健診やらでバタバタとした毎日を送ってるということもあります。
そんな毎日ですが、ニュースを見ると芸能人の薬物のニュースが立て続けに報道されていましたよね。
沢尻エリカの公判、ピエール瀧の仕事復帰などがテレビをにぎわせていました。
ピエールに関してはTwitterで『まだ復帰は早い!』なんて意見も上がっていましたが、生活はしなきゃいかんですからねぇ。
仕事を休むことだけが反省ではないですし、芸能人って違約金も凄いんでしょ?
なおさらですよね。
まぁ僕は電気グルーヴが好きなので本格的に活動してくれるのを待ってるところです。
依存症回復は人それぞれ
薬物に限らず、依存症から回復する方法はいろいろ考えられてますよね。
例えば僕なんかはアルコール依存でして、その回復方法は「気合」をはじめ医療の力だったり、断酒会に参加したり、最悪なパターンとしては隔離されたりとかがありますよね。
僕はアルコールを気合でやめてる派なので偉そうなことは言えないんですが、アルコール問題で悩んでいる人に何かがきっかけでこのエントリーが届けば幸いです。
依存症の回復過程は十人十色だと思います。
その人の性格や周囲の人との関係があることなので、これさえすれば大丈夫!ということはないと感じています。
最終的には『酒さえやめれば大丈夫!』にはなるんですが。
例えば僕は断酒会には参加しませんでしたし、医者にもいきませんでした。
その意味で『気合で止めてる派』だと思ってますが、断酒を始めた頃はネットで断酒会のレポートとか読んでましたし、断酒前のなんとなく不調を感じてた時はアルコール問題を診てくれる医者を探していました。
結局そういうところに行かなかったのは「アルコール依存を認める、認めさせられる」ことが怖かったわけなんです。
医者に行けば間違いなく依存症と診断されたでしょう。
WHOのスクリーニングテスト受けて、自分では過小評価で点数をつけても依存ランクは最高でしたし。
断酒会なんてもってのほかでした。
「そこに行くのは、アル中で人生が終わったやつ」という認識でしたし、「医者でもなく、酒に溺れたような連中の経験なんて聞いても自分に得るものなんてない」とも思っていました。
じゃ、依存症を認めた今は行くのかと言えばそうじゃないんですけどね。
もちろん考え方は変わってますから、断酒会に参加してる人を上記のような認識でとらえてはいません。
それでも僕の断酒は続いています。
なので回復方法は人それぞれで、その人の性格とか周囲とかが関係するってのを感じるんです。
だからといってアルコール問題で困っている人に対して行きつくところまでいかせるというのも違います。
なので、一つの提案として周りにアルコールで困ってる人がいたら何かのきっかけとして断酒会の体験談を一緒に見てあげてはどうでしょうか?
一緒に見るんですよ。
だって本人は「自分は大丈夫だ」って絶対思ってるわけで、自らすすんでは絶対に見ませんからね。
だいたいの人は、ココに載ってる事例よりも『自分はまだマシだ』と感じていると思いますが俯瞰で見たら大して変わりません。
アルコールで正常な判断ができなくなってるからマシだと思うだけで、一緒にこの事例を見てくれてる人に聞いてみたら多分真相が分かると思います。
酒が抜けきったら再度真剣に事例を見てはどうでしょうか?
そこでなにかを感じたら、もしかしたら依存症かもという視点でスクリーニングをテストしてみてはどうでしょう。
もちろん酒が抜けきってるときにです。
正常な思考で自分を見つめると何か発見できることがあるかもしれません。
体験談を未だに読む理由
僕の場合、断酒を続ける大きなモチベーションになるのが他人の体験談を読むことなんです。
断酒会には参加しませんけど、それと同じような効果が自分の中で得られていると思っています。
断酒会は僕にとって最後の砦ですし。
僕は自分にベロ甘な性格なので、ちょっとした誘惑があると多分また酒を飲んでしまいます。
なので、人間ドックでは「慢性膵炎の疑いがあるので今すぐ治療しろ」と書かれていますが実はまだ治療には行ってません。
ワンチャンそんなに悪くなくて経過観察とかになったら間違いなく飲んじゃうんです。
奥さんからは「まかり間違ってもそんなことにはならんからはよ行け!」と言われてますが、僕はあると思うんだよなぁ。
これくらいだったら毎日ビール一杯くらいだったら良いですよ?パターンが。
それで再飲酒してしまった場合の最後の砦として断酒会を取っているんです。
出来れば参加しないまま生涯を終えたいものですよね。
で、毎日を送っていると酒が恋しくなったりするじゃないですか。
そうなったときに、上にもリンクがありますが断酒体験談を読むんです。
先日も読んだんですが、そしたらですよ?
「孤独の体験談」というカテゴリーが増えてまして。
読みました。
エグイ。
内容がこれまでにないエグさだ。コレはまずい。
ちょっとしたホラー話を通り越してました。
基本的に家族との離散までがワンセットになってて心を抉られます。
下を見てしまうことは良くないのかもしれませんが、同じ病を抱えてなお前向きに頑張ってる人たちがいるんです。
そう思うと日々のちょっとしたストレスで酒をあおるのをためらうことができます。
体験談の人たちは今はまた飲酒してるかもしれません。
亡くなってるかもしれません。
僕が断酒初期によく見ていた断酒ブログも再飲酒したことがきっかけで更新が止まり、今ではページがなくなってしまいました。
その方はアルコール性の肝硬変を僕と同じ年くらいなのに患っていて、断酒してたんですが2年もたずに再飲酒してました。
きっかけはノンアルを買ったつもりがビールを買っていて一本飲んでしまった。
その時は大丈夫だったんですがそこからすぐ再飲酒になってしまった経緯がそのブログには書かれていました。
その方も亡くなったのかな?元気にされてることを願いますが。
そういう人たちの思いも自分の中で生きてますから、一人だけで闘ってるわけじゃないと思って断酒生活をしています。
僕の回復方法はこれなんだと思ってます。
悪い言い方をすれば『人の振り見て我が振り直せ』です。
孤独の体験談はちょっと衝撃的な内容過ぎますが、コレが「地獄を見たければアル中のいる家を見ろ」という言葉につながるわけですね。
おススメです。
↓バナークリックお願いします🙇断酒生活が素晴らしいものになるかもです。