【育児】こども科学館の魅力
レディースオールスターも終わり今月も引退に追い込まれた僕です。
後半の振り返りとかエントリーを書く気にもならない昨今。
家の隅で絶望に打ちひしがれていたところに長女から「こども科学館に行きたい」と言われました。
どしたどした?と思っていたらなんでも保育園でプラネタリウムを見に行ったことがあってそれをまた見たいと。
プラネタリウムかぁ
いいなぁ
ベテルギウスもワンチャン爆発するって話だし、おまけにこども科学館のプラネタリウムって素敵なんですよ。
以前ドラえもんのプラネタリウムが上演されてて見にいったことがあるんです。
凄く素敵で子供とプラネタリウムを見るのもいいなぁなんて思ったんです。
そんなわけで死んだ目をした僕は息を吹き返しこども科学館に行きました。
大人も楽しい科学館
科学館ていつ行っても楽しいですよね。
僕は特に電気とか「目に見えないけど現象としてある」ってのが好きなのでついつい子供をほっぽり出して横波縦波発生装置にくぎ付けになってしまいます。
まぁ、えらい学者さんがつけたんでしょうけど、横波・縦波の名称逆じゃね?
いわゆるサインカーブが横波なんですが、平面上で見ると縦というか上下に変化してるじゃないですか。
xは時間軸なので変化はy軸、つまり縦じゃないですか。
縦波は進行方向に変化するんで横に変化してるように見えるじゃないですか。
グラディウスは『横』スクロール、ツインビーは『縦』スクロールじゃないですか!
タイムクロスは『横』スクロール、トリガーゾーンは『縦』スクロールじゃないですか!!
随分ヒートアップしてしまいましたが、僕は電波を学び始めた頃からずっと「逆だよなぁ」っていう感覚を持っています。
もっとちゃんと勉強すればいいだけの話なんですけどね。
電磁波関係でいえばここではパラボラの実験、電子レンジの原理、可視光の実験もできますね。
パラボラは声を使うので子供も楽しい実験ですよね。
お互い背を向けて10mくらい離れてるのにヒソヒソ声が聞こえるのでインパクトが大きいと思います。
今回は子ども科学館で見つけたはぇ~と思うアトラクションを何点か紹介します。
逆遠近錯視図形
これはすごいです。
子供が無言で左右にウロウロしてまして何事かと見たらびっくりしました。
手ブレがすごいんですけど、ちょっと見てください。
絵が動くんです。
— わぁちゃんねる (@WachanneI) 2020年3月17日
右端の奥に伸びてる壁が見えなくなるのが分かると思います。
手ブレが凄くてそれどころじゃない気がするけど🤭#子ども科学館 pic.twitter.com/9Rqq39LPsy
遠目から見てるとただの絵なんですが、近づいてみると明らかに違和感を感じます。
そしてこの絵が動くんです。
強烈な違和感を醸す不思議な絵にくぎ付けになりました。
奥に見えてる(ように感じている)場所は手前に出っ張ってるという構造を最初全然理解できずに、一周回ってきてからふとこの絵の側面を見たときに理解しました。
スゲーこと思いつくもんだなぁ
虚像
写真で見ると虚像感がすごいんですが、現物を見るとリアルなアイスに見えます。
で、手を伸ばすと掴めない。そこにはないですからね。
コレが長女にバカウケでして、見つけるや否や僕を呼び出して「コレ取ってみて!」と騒いでいます。
まぁ僕はからくりを知っていますから、一応長女にノリつつも本物のある下に手を突っ込んでゴソゴソやってみます。
「こうやって下にあるのが上にあるように見えるんだよ~」なんて説明しようとしたときにはもう長女はそこにはおらず、一人で得意げに説明しようとしてるおじさんがそこにはいました。
そんなオジサンは虚像であってほしい。
謎ロボッツ
科学館の入り口を入ってすぐに謎のロボットたちがたむろしています。
結局はルンバなんですけど、呼びかけると近づいてきたりじゃんけんしたりテルミンを演奏したりなかなかカワイイところのあるロボッツです。
写真中央上に見える空中に浮いてる箱がテルミンです。
呼びかけるとこの辺りまで移動してきて、手をブンブン振り回してテルミンを演奏してくれます。
難点と言えば、マイクを通じて話しかけてるのに無視されたり、「ちょっと待ってて」と言ったっきり全然次のステップに会話が進まなかったりとだいぶ教育が必要な感じですが子供達にはおおむね人気です。
あと、声がおじさん。
容姿に似合わずガッツリおじさん。
テコ
同じ重さの重さがあって、それを運動させるとき支点の位置によって力点にかける力の違い、作用点で作用する力の違いがひと目で分かる装置です。
「テコ」と言うと重いものをかんたんに動かすことがクローズアップされがちですが、かんたんに動かす場合は大きな仕事は出来ないですよね。
写真だと左のてこは最も軽く重りを上げることができますが上がる高さが低く、右は重いけど高く上がる
そういうことを言葉じゃなく見て理解できる装置です。
大人が見ればだから何だってなりますけどね、それを言っちゃお終いですよ。
でも、筋トレするときとかはこの考えが役に立ちます。
モーメントアームを遠くにすると扱える重量が同じでも負荷は大きくなるので、レイズ系のトレーニングをする時なんかは、セットの最初は腕を伸ばして辛くなるにしたがって肘を少し曲げてくると、体を揺するチートを使う前に追い込んでいくことができますよ!
子供に話す内容ではないけどおすすめです!
宇宙(コスモ)
プラネタリウムを見に来たわけなんですが、それ以外にもこんな感じに結構見るものがいっぱいです。
入場口では地球の自転を観測してたり興味を刺激されるアクティビティがみんなを待ってます。
ただ、そうは言っても最大の知的探求は宇宙ですよね。
やっぱり宇宙ってロマンがすごいじゃないですか。
ロマンの塊じゃないですか!
どれだけ詳細に宇宙の事が分かっても行く事なんて絶対にできないわけです。
隣部屋の火星ですら2年ですよ。隣でコレ。しかも超スピードの乗り物で行ったとしてコレ。
「100光年くらいだから近所かなぁ」ってどんな話よって話です。光の時間で100年てさ。
人間単位でいえば100年て大変な歳月ですけど宇宙で言えば一瞬ですからね。
今話題のベテルギウスだって過去に無い減光で超新星爆発か!?なんて言われてましたが結局しないじゃないですか。
奴らにとっちゃ1000年2000年なんて誤差の範囲でしょうから生きてるうちにベテルギウスの爆発を見れることは無いかもしれません。
残念だなぁ。
1000年頃に観測された超新星爆発を見れた人は超ラッキーだったわけです。
ベテルギウスは670光年くらいしか離れてないので、超新星爆発をすると夜空に月が2つある感じとか昼間でも光は見えるとか言いますよ。
ちなみに超新星爆発は様々な元素の発生源ですから今地球にいる生物のすべての元はどこかの星の超新星爆発なわけです。
凄くない?
鉄の爆発から人類が誕生してそのメカニズムを探ってる。
宇宙規模のピタゴラスイッチです。
宇宙はロマンですよね。
でも、距離や時間の壁があって直接見る事ができなくたって我々人間は想像することが出来るわけで、その想像の最遠方地点が宇宙の果てなんです。
そんなことを夜空を見上げながら子供に言っても伝わんねぇんだろうなぁ。なんて思いつつ宇宙の話になるとするとあっちこっちに話が飛びます。そりゃ伝わらないですよ。
それだけロマンがスゴイってことです。
このロマンを感じに休日は「こども科学館」いかがでしょうか!
アンタレスもワンチャンあるか!?