【アル中】生活の変化と依存心
ひょんなことから引っ越しをすることになりました。
引っ越しに関してはこれまた貴重な経験ができたと思うので別の機会に記事をまとめたいと思いますが、いずれ僕は虎の子の持ち家を手放すことになります。
で、僕は今回の引っ越しで人生10回目の引っ越しです。
会社都合の転勤とかじゃなくてね。
結構多くね?そんな事ない??
19歳で仙台での一人暮らしを始め、青森に戻ってからは一人暮らしの家財道具を実家においておくわけにもいかずアパートに住み始めました。
アパートも、転職や生活環境の変化で2年に1回くらい引っ越してたんですよ。
懐かしいなぁ。
この一人暮らし期間でアルコール依存をどんどん深めていくことになるわけです。
ってかですね?
酒を介さずに引っ越しをしたのは今回が初めてなんですよ。
言われてみれば。
普通のオジサンが初めてのシラフ引っ越しで何を感じているか心の内を記そうと思う。
そういうエントリーです。
人は変化を嫌う生き物です
人は基本的に変化を嫌う生き物ですよね。
しかも「誰かに強制的に変化をさせられる」ことには強い拒絶感を覚えますよね。
例えば転勤とか転校とか入院とかね。
そんな大きいことじゃなくても「このままがいいなぁ」なんて思うことって日常的にあると思うんです。
こういうのをホメオスタシスとか現状維持バイアスとかっていうらしいです。
この性質のおかげで普通引っ越しってのはストレスフルな作業なんですよ。
特に新居での生活はまだ見ぬ知らない世界への第一歩なわけですから不安でしょうがない。
設備の使い勝手も違うし、通勤も通学も様子を見ながら時間を調整しなきゃいけない。
おまけに荷物はどこに何を入れたかも忘れて開封までなかなかな時間がかかる。
そして何より金がかかる。
いくら準備を完璧にしてもこのストレス感は半端ないわけです。
にもかかわらず、酒を飲んでいたときはリセット願望が強くて、何もかもやり直したくなる時期があってそもそもの引っ越しについては苦にならなかったんですよね。
んで、引っ越し祝いと称して酒を浴びていました。
まぁ片付いてない部屋で飲む酒もそれはそれでよかったです。
飲めればなんでもいいんですがシチュにはこだわりたいじゃないですか。
むしろあえてストレスフルな環境を作って酒を飲みたいがために引っ越しを頻繁にしてたまであるかもしれません。
本来、嫌がるはずの行為をやってまで酒を飲みたい。飲むことに価値をもたらしたい。
アル中の考えとはそんなものなんです。
酒無しで経験した引っ越し
引っ越しはひとまず終わりました。
これまで引っ越しは割と好きだったんですが、今回は最高にだるいんです。
多分今回はってことじゃなくて、これまでもだるかったんでしょうけど今回は普通にストレスを感じますね。
生活が変わることへのストレスが半端ないです。もうじきに40ですよ。
40のオジサンが生活環境の変化に耐えられます?耐えられませんて。
不惑のオジサンの脆さなめたらいかんですよ。心を病んで自ら命を絶ってしまうのも40代がボリュームゾーンですよ。
事は深刻なんです。環境の変化は心を病むんです。
じゃ、これまでの引っ越しを支えてたのは何だったのってのを考えるとやっぱ酒になるわけですよね。
結論として僕は引っ越しが好きなんじゃなくて酒が飲みたいがために住まいを移してたんです。
酒やめてからそういう欲求ないですし、今回の引っ越しはストレスですし。
こんなにシンドイ行動だったんですね。引っ越しって。。。
酒に支配されていたんだなぁなんて思ったのは、引っ越しが追わった日の夜でした。
というのも飲酒欲求がバッチリ湧いてきたましたよ!
慣れない環境に疲れたのかなくらいに思ってたんですけど、多分過去に引っ越した先で引っ越し祝いの美酒を堪能していたことを自分が忘れてるだけで体は覚えてるんですよ。
もちろん、ソーバーキュリアスですから飲みたくなったからと言ってわざわざ酒を買いには出ませんが、思い起こしてみるといろいろと酒にまつわる記憶がフラッシュバックしてきますよね。
引っ越し作業中は過去の自分との対面でもありますからね。
荷物の奥から出てきた数年前の写真をみて思い出を語っては酒の誘惑を感じるわけですよ。
まぁアル中時代の写真は見れたもんじゃないので、それはそれで戒めになるわけですが...
これまで酒と結びついてた行為を一つ一つ意識から解放してきたわけですが、引っ越しでどうやらその作業は最後になりそうです。
アルコールへさようなら!!
僕の人生へこんにちは!!