わぁちゃんねるのブログ

YouTubeに『わぁちゃんねる』を開設していますが更新止まってます🤤。ブログでもたまに動画概要を書いてます。基本は日記、アル中話、育児話が中心です。

【アル中】断酒と人間関係を考える機会があった話

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今年もコロナの影響で飲み会が減ってますよね。

減りすぎて「路上飲み」とかいう珍行動も盛んなようです。

一応先進国のはずの日本でアレはどうなんでしょう。

 

そして、アレをみて「仕方ないよね、行政の対応もトンチンカンだし酒飲む場所もないしね」なんて思ってる人って結構多いんじゃないでしょうか?

 

僕は酒を飲まないので、路上飲みの異常さは理解できます。

でも、酒を飲んでいた頃にコロナ禍でもないのにあんな飲み方してたのが僕です。

 

ある時、いつもの様にコンビニの前でワインをラッパ飲みしてたら目の前に車が止まったんです。

そこから幼馴染が降りてきて「お前何やってんの?アル中みたいなことしてんなよ!」って本気で言われました。

 

通りすがりに見かけたアル中が自分の幼馴染だと気づいて慌てて声をかけた様です。

 

当時20代前半でした。それでも同い年の幼馴染は僕をみて「アル中」といいました。

そうなんですよ。20代だって路上で飲んでたらアル中扱いされるのが普通なんです。

 

なので、路上飲みしてる皆さん。

涼しくなってきていい季節です。気持ちはわかるけどせめて宅飲みにしましょうよ。。。

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アルコール依存症の人間関係

僕はアル中ですが割と人間関係には恵まれていました。

こういう書き方をするのは、アルコール依存症の人は人間関係を壊してしまうことが多いと思っているからです。

 

上の話でも幼馴染は酒に溺れてる僕に声をかけてくれましたし、もっと若い頃にも酒に逃げてた僕を匿ってくれてた友人がいて彼らは今も親しいです。

 

その反面、酒を楽しく飲み交わしていた友人も多いです。

彼らもまた恵まれてた人間関係に含まれています。

そして、僕が酒に溺れて壊してしまった人間関係の多くは後者です。

 

酒が入るとトラブルって起きるじゃないですか。

なので、酒を一緒に飲んでた人ほどトラブルも起きますし愛想も尽きるってわけですね。

 

断酒家の人に多いんですけど「酒を介した人間関係なんて不要」って話あるじゃ無いですか。

僕も大筋は賛成なんですが、そもそも僕の場合は自身の禊が済んで無いので、酒の有無には関係なく僕に会いたくない、会わないという人がたくさんいます。

 

僕は酒をやめてからそういうことを認識できるようになって以来、人との出会いを結構大事にするようになりました。

 

それこそ、酒を介した人間関係も肯定的です。

僕自身は飲みませんけど、友達との忘年会もやりますし。なんなら幹事します。

友人との場は酒をなくすだけでよくて、人間関係まで水に流す必要はないんじゃないかなって僕は思います。

 

wachannel.hatenablog.com

 

すぐそうなったわけじゃない

とはいえ、僕も相当な葛藤はありました。

上の記事にも書いてますが、一番の心配事は酒がなくて友人と過ごす時間がつまらなく感じてしまったらどうしようってことです。

 

その時点で断酒2年半くらい経ってましたが、それでも友人との時間がつまらないものだったら酒飲んじゃおうかなって思ってました。

 

飲酒欲求って年数関係なく湧いてくるってのを実感した瞬間でもあります。

普段、酒はドラッグだと思ってますし、飲みたい意識も薄れてるので基本飲みたくなることは少ないんです。

 

なんでそんな飲みたくなったのかってのを思い出すと楽しいはずの時間が「実はそうじゃなかった」「酒のせいで楽しく思えてたんだ」っていうストレスというか現実を受け止める準備ができてなかったんですね。

 

結局僕は「とりあえず今回1回だけ飲まないでおいて、つまらないと感じたら次は飲むか」みたいなどっちつかずの決断をした記憶があります。

結果としては酒なんかなくても全然楽しかったし、むしろ酒入ってないほうが僕としてもとても有意義な忘年会になったんです。

 

それが自信になって友人たちが酒飲んでても自分は飲まずにいられます。

で、酒の有無は関係ないんだって結論に至ってます。

仕事は別

ただ、仕事は別です。

仕事上でコミュニケーションをとるために酒を使うのは、日本軍が特攻をさせるためにヒロポンを使ってたのと同じことです。

薬物を使って「何か」を進めようとするのは基本的に間違ってると思います。

 

僕はアルハラしたこともありますし、酒が原因でいろいろとだらしないことをしてきてます。もちろん記憶もあります。飲んでて覚えてないってことはないです。

そういう経験から思いますけど、酒で深まったと思ってる人間関係ほど浅いものはないですし、酒でささやいた愛ほど薄いものはないですし、酒で築いた実績程脆いものはないですし、酒で放った暴言ほど後に響きます。

 

酒飲んで出てくるのは本音ではなくて戯言ですよ。

酒飲んで出る行動は本性ではなくて失態ですよ。

人間関係は複雑なので自分に合った方法を

酒をやめると力がみなぎってくるのを感じます。

なので、酒を飲んでる人を見て「もったいないなぁ」と思うことはあります。

ただ、自分を律する的な意味で断酒って宗教的なところあるじゃないですか。

 

そういう観点からすると他人はどうあれ自分は飲まないってところに行きつきます。

それに酒やめたいって思ってた時に上の友人や家族はそばにいてくれました。

 

僕が飲んでたのに素面でそこにいてくれたわけなんで、僕自身も酒で困ってる友人が結構いますから、そういう人達のそばで話を聞きたいわけです。

 

断酒方法は多様だと感じてますから僕の方法が誰にも当てはまるなんて思ってませんし、大きな壁になる「離脱症状」の乗り越えるのは結局自分自身ですから、僕ができることはホントに話を聞くだけですけどね。自分はそのとき誰かに心境を聞いてほしかったですし。

 

酒をやめて「1抜けた」でも良かった時期もありましたが、断酒5年目なので身近な人の力になれればななんて思ってます。

友人も酒を卒業して、酒の無かった子供の頃のように青空の下でくだらない話をしたいなぁなんて思ってました。