【アル中】アル中辛たん。。。じゃなくてアル中に気づけない人辛たん。。。なんよって話
去年の四月に厚労省主催の依存症啓発イベントでRe-Startってのがありました。
そういうイベントがあるのを知ってその後に関連動画をいろいろと見るようになってます。ちなみに厚労省がこういうサイトも作ってます。
とてもいいこと書いてるしさすが厚労省って思いますが、酒に関しては無茶苦茶な方法を推奨してるのがとても残念でお馴染みな厚労省でもあります。
過去記事にも書いてますが、休肝日を設けるってのはライトな山型飲酒ですよ。
話がそれましたが依存症啓発の関連動画を見ていた中で結構衝撃的な動画があって、
その動画では薬物使用で社会的制裁を受けた人が自分の足で回復施設に入所して回復を目指してたんですが、その人に対して番組MCがムチをふるってるんです。目を疑いましたよ。
まぁ今更依存症の人が周りにどう思われてるかなんて気にしないし、しても仕方ないことだと思ってますし、依存症の認識が正しくないことは身をもって感じてますが、もしかして「なりたくてなったんでしょ」って思ってる人って結構いる感じなのかな?とその番組を見て思ってしまいました。そのような会話が繰り広げられてたんです。
その会話を酒に置き換えるとこうなります。
なんで酒なんて飲んだんですか?興味本位で飲んだってことは自分から依存症になりにいってますよね?
だって、酒には依存性があるだなんて周知の事実ですよね?
まぁテレビ番組ですからね?台本なんでしょうけど、台本を書いた人の認識がアレで、それをOKしてる上司がいるってことは。。。
あれを見て依存症ではない人だっていい気はしないと思いますよ。
日本は世界で一番冷たい国、そういう記事が出るのも理解出来ちゃいますよね。
依存症なぁ
なりたくてなってるワケないんですよ。
酒ってことなら、みんな酒には依存症になる危険性があるってのは理解してると思います。体に悪いことも知ってると思います。
でも飲むじゃないですか。
中には「少量の酒は健康にいい」とか「人間関係を良くする」とか誤った認識に基づいてまで飲むために口実をつけて飲みますよね?
それって僕が天気がいいから酒飲むとか雨が降ったから酒飲むとかって言ってるのと変わらないんです。飲めればなんでもいいんですよね。
飲むのが後ろめたくないならなんでもいいんです。
そうなってたら依存症ですからそれを認識しましょう。そういう話なんです。
認識できないから自分はOKって思ってる人が多いのが事実です。
そのうえで回復に必要なのは周囲の支えなんですよってところまで認識して欲しい。
僕自身は断酒して周囲の人を不幸にすることが減ったので依存を認識することは重要だと感じてます。
それは決して蔑んで追い込むことじゃないんです。
依存症から回復してる人って多分全員ですが、自分を俯瞰出来てそれでいて自分の弱さを見つけてさらにそれを認めることができたんです。
手前味噌ですがそれは他人から助けてもらったり指摘されたりすることよりも辛くて難しいことです。
だから多くの人は気付けないか気付かないフリをしてます。
コレが酒じゃなくて薬物でも買い物でも仕事でもなんでもいいんです。
ワーカホリックなんてその辺にいるじゃないですか。
ワーカホリックとアルコール依存も日本だと相性のいい組み合わせになるかもしれませんが、すぐそこに依存症なんて転がってるんです。
だから依存症なんて特別な病気ってワケじゃない=気付くこと自体が立派なことだと感じてます。
その上で依存を断ち切って回復に向かうことは並大抵のことじゃないんです。
なので、依存を認識した人にかける言葉は必然的に決まると思います。
自分はならないと思ってる
依存症に強い言葉をかける人ってその根底には自分はそうはならないって思ってるからだと感じます。
貧困問題とかもそうですけどどこか遠くで起きてるような感じで捉えてる人もいると思います。
厚労省のサイトでも書いてますけど誰しもが依存症になりえます。
そんなのとは無縁だと思ってる人ほど自分に起きてることを客観的に見れないわけですから危険です。そんな病気になるのは「甘え」だって論調になるのもその裏返しかもしれません。
酒に限って言えば酔っ払って問題を起こしたことがある時点で依存症だと疑って、先人達がそれをどう対処してきたのか感じて自分に落とし込むんでもいいと思いますし、豊かな人生を送るためには僕はそれが必要だと感じてます。
他人から「あの人アル中だよね」って思われる歳って30〜50頃だと思いますが、その時期って自分以外に大変な時期の人が身の回りにいる頃と重なることが多いですよね。
そんな時期に一家離散とか会社解雇とかになってる場合じゃないですよね。
自分が依存症「じゃない」って考えを捨てて1ヶ月だけ酒やめてみませんか?
今週のお題「復活してほしいもの」はズバリ酒のない人生への復活です。
1ヶ月飲まないことを躊躇するようならそれはもうダメかもしれません。
例えば酒を少し止めることができたとしたら依存症からの回復を目指してる人に強い言葉は出てこないと思います。あの番組本当にひどかったなぁ。