【育児と夫婦】妻を助けたいけど助けられない夫の話
先日長男が1歳を迎え家族総出で誕生日を祝いました。
上の子たちは赤ちゃんのお世話をしたい年頃だったり自分が赤ちゃんになりたい年頃だったりなかなかのカオスっぷりですが幸せな毎日を過ごしています。
誕生日ケーキも一口だけもらったつもりだったんですが、美味しすぎて思わず食べすぎてしまいましたしね。
思うようにダイエットが進まないよぉ〜なんて言いながら満面の笑みでケーキを頬張ってました。
幸せな毎日の反面、実は奥さんが産後から体調をずっと崩してます。
何もできないほど崩してるわけではなくて不調がずっと続いてるって感じなんですが、僕が仕事で家にいないし実家も近くなくてその上子供が3人ですんで、相当しんどいと思います。
真ん中の子が生まれた時には育休をとりましたが今回は取れなくて負担が大きいのか、産後の定期検診も結果があんまり良くないようで心配です。
なんとなくですが、ここが人生のターニングポイントだと感じています。
出産、転園、入学、部署異動が半年で一気にきました。ってか家族全員何かしらのイベントがありました。
5月までは在宅勤務もあって奥さんとの時間が結構あったんですけど、最近はあんまりゆっくりしてないなぁと感じていたのでちょっとした旅行とかも計画したんですけど、やっぱり子供がみんなついてくるとゆっくりはできないじゃないですか。
そうこうしてるうちに時間が過ぎてって取り返しのつかない何かが起こってしまいそうな気がしてます。
いつも思うのはこの言葉です。
10年後にはきっと、せめて10年でいいからもどってやり直したいと思っているのだろう。
今やり直せよ。未来を。
10年後か、20年後か、50年後からもどってきたんだよ今
人の精神力は脆いんです。
芸能人が急逝する話題が多いですが、最近衝撃だったのは竹内結子さんです。
いろいろ総合して「なぜ」ってのが率直な感想でした。
が、ことの真相は知る由もないことなのであれこれ詮索はしません。
上の感想を持ったのだってうちにも赤ちゃんがいる故です。
人の精神力だなんて脆いんだという話なんです。
そもそも僕は、精神力だなんてものは全く信じていません。
多少しんどいことに耐える・耐えられないは自分の力よりも周りの力によるものだと感じています。
サラリーマンやってると毎日同じことの繰り返しなのでそのことをすっかり忘れますよね。
自分は安定した生活を送る中「精神を病むこと」を想像できなくなってしまった人が、病んでしまった人に信じられないくらい無理解な言葉をかけるのをよく見ます。
そういってる人だって、自分で処理しきれないこと2つ3つ抱えて2ヶ月もすれば十分ぶっ壊れますよ。
「根拠はないけど自分だけは大丈夫」そういう空気がどういうわけか日本には蔓延してるじゃないですか。
僕はアルコール依存症から回復している真っ只中にいるので「自分じゃどうすることもできない」「他人になんとかしてもらわないといけない」ことが世の中にあることを知ってます。
この経験って結構大きくて、酒を飲んでいた時代はそれこそ「一人で生きてきた」と思ってました。
金銭という意味では成人してから自費で大学も出ましたし。
でも、そういうことじゃないんですよね。
あくまで人は一人で生きていくわけなんですがその過程で誰かと協力して自分の問題を解決していく必要があるんです。
それは一人で生きていけないことにもなり一人で生きていくことにもなるので白黒はつかない領域です。
そして、金銭ではない部分に関しては不可逆だと思ってます。
だから、一緒にいる時間が減った家族の変化を敏感に察してなるべく早く手を打ちたいと思っているわけです。
何ができるか
何をしていいかは正直分かりませんが、何かしなきゃと思ってます。
こうしてブログを書いてると最初の頃は「アレもコレも主張したい!」ってことがあったんですが、書いてるうちに自分の中の主張が割と整理されてきてどんどん書くネタがなくなってることに気づきます。
コレって会話でも同じですよね?
自分の中で溜まってる思いは言葉にして吐き出した方がいいと思います。
ただ、酒飲んでクダ巻くのは違います。吐き出すのはあくまで素面で。
だから、子供が寝た後に少しだけでも奥さんと会話をしようと思うんです。
でも、結婚当初は何かにつけて泣いて「察してよ!」っていってた奥さんが次女に意地悪されて泣いている長女に向かって
「泣いても何も解決しないんだから、キチンと気持ちを伝えなさい!」
と言ってるのを聞いて、あ、まだ10年戻らなくても大丈夫だと思いました。
母は強しと感じることが日に日に増えます。
その強さに甘えずに、僕も妻のことをしっかり見てフォローしていかなきゃと思うのです。
体調の悪い根幹的なところは医者に任せて家庭でできることをしたいと思います。