ジブリ展が開催されてたので行ってきました。
2月ごろまで美術館でスタジオジブリの博覧会が行われています。
結構前からCMで流れてまして、奥さんが超前のめりに検討していたので行ってきました。
僕はあれですよ。
こういう感性に何かを訴えるような施設には全く縁がなくてですね。
美術館なんて「ときめきメモリアル」でしか見たことがないような施設です。
高校生で美術館にデートなんて行きます?
藤崎さんには概ね好評だった記憶がありますけど。
絵画の良し悪しなんてわかりませんし、それを書いた人の思いとかバックボーンとかってもっと大人にならないと感じ取れないですよね?
え?そんなことない?
またまたぁ〜
僕なんて人の思いとか汲みとるようになったの子供が生まれてからですよ?
ジブリ作品と僕
#ジブリの大博覧会
— わぁちゃんねる (@WachanneI) 2019年12月21日
ジブリ展にきたよ。
ヤックル-全-全の三連単で勝負ですね。 pic.twitter.com/prI5uQKCBM
僕はジブリ作品には特に深い思い入れはありません。
強いていえば「魔女の宅急便」は映画の中では好きな部類というくらいです。
あ、でも平成狸合戦ぽんぽこはよく見てた気がする。内容は覚えてないけど。土地開発に反対する話だっけ?それがもののけ姫?
ラピュタのテレビ放送の時の「バルス!」とかも正直何が面白いのかよくわかりません。
じっくりとその作品を見たことがないので、バルス!で何が起こるのかも最近知ったレベルです。
ジブリ作品をスクリーンで見たのは、もののけ姫を中学の頃に1回だけですし、この博覧会で知りましたがポニョなんて2008年の作品なんですね。
めっちゃ最近じゃん!
ポニョだけでなく、最近の作品は成人してからの作品なのでまともに見てないのも納得でした。
成人してから何見てたって?
そりゃ決まってるじゃないですか。
「劇場版エヴァンゲリオン」ですよ。
むしろ、もののけ姫をスクリーンで見た翌年からエヴァンゲリオンですよ。
ジブリ作品と奥さん
そんな僕とは対照的に奥さんはジブリ作品が大好きです。
嫁入り道具が「天空の城ラピュタDVD」「魔女の宅急便DVD」「となりのトトロDVD」「ハウルの動く城DVD」という筋金入りです。
金曜ロードショーで地上波放送するのは全て録画して、BDに焼いて車で見てるんですよ?
すごくない?
だって、DVDがあるラピュタとかも録画してBDに焼いてるんだよ?
CMぶっこまれてるんだからDVDでみた方が良くない?
そんなジブリ愛はしっかりと子供たちに引き継がれ暇さえあればトトロかラピュタか魔女が再生されてます。
おかげで、映画として好きだった「魔女の宅急便」は食傷気味を通り越して「おかーさーん、今夜満月だって!」あたりで体調不良を覚えるまでに至っています。*1
うちの猫の名前が「キキ」なのもジブリからですし、もう片方が「ジジ」になりそうなところを、クロスサンダースプリットアタックで止めたので「ダイアー」になったんです。
もう一頭猫を迎える時は黒猫か三毛猫が良いなと思ってますが黒猫にすると確実に「ジジ」になるので三毛猫になるでしょう...
いざ入場
美術館に入ると、入り口にはツイッターにポストした飛空挺がヒュイーン!という音を立てながら上下に動いてました。
結構細かい作りで、これから中に入るのが楽しみになる素敵なオブジェクト。
このオブジェクトがなんなのかイマイチよくわからなくて、これハウル?周りにも空飛んでるのあるからナウシカ?とか聞いたらラピュタのやつなんですって。
はぇ〜勉強になるなぁ。
入場して最初にでかいトトロのぬいぐるみが設置されているバーカウンターがありました。「なぜバーカウンター?」と思いましたが、深くは考えませんでした。
ここが結構混んでいて先に進めなかったんです。
なので、混雑解消までの間で美術館の入り口で撮った動画をツイートしようとスマホぽちぽちしてたらガッチリ係員に注意されて草。
撮影しようとは思ってませんでしたが、疑われるような行動を無意識にとってました🙇♂️
美術館慣れしてないからねごめんね🙇♂️🙇♂️🙇♂️
混雑を抜けた先には、劇場に公開された時のポスターが掲示されていました。
その脇にはいろんな人との打ち合わせの手書きメモだったり 、セリフの案だったり、作成の裏側を知ることができる貴重な資料がありました。
魔女の宅急便が89年公開ですので30年前の資料というのは興味深いですが、いかんせんこちらは子連れですので、子供達はポスターをサラーっと見たくらいにしてどんどん奥に進んでいきます。
僕としても子供の頃に見たのがもののけ姫くらいまでなので、それ以降のジブリ作品の裏話やポスターは子供と同じレベルの興味だったと思います。
子供達のお目当ては猫バスに乗ることなので、そこまでスタスタと進んでいくんですがその手前にポニョ(半魚人Ver)の割とリアルめな等身大フィギュアが展示されてました。
普通にキモくね?
興奮したカエルみたいな感じなんだけど...
コレはありがたがれませんよ...
そもそも半魚人て...いくらそーすけが好きでも僕は気持ち悪いと思いました。
それに別れを告げいよいよお待ちかねの猫バス。
猫バスは撮影、触る、乗り込むがOKで子供と奥さんが乗って僕が写真をパシャパシャとってました。
結構大きくて猫バス感がしっかり出てて良かったです。コレを見るだけでも来る価値十分!
係員のお兄さんが一生懸命
「こちらで撮影できます。どうぞ撮ってください!乗ってください!全体の撮影はここから撮ると綺麗です!」
なんて案内をしてくれてるんですが、ちょっ気になったのが
「どうぞ!ぜひ触ってください!猫バスはここでしか触れませんよ!」
なんて叫んでるんです。
撮影ならまだしも、触ったってタオル的な毛布的な感触があるだけでしょ...?
実はコレ、本物に近づけるために人肌程度にあったかいんですよ!とかそういうわけでもなく...
そんな猛プッシュする?
毛布に触るのはそんなにインセンティブ働かないでしょう?
なくなんならうちには生きた猫いるから...
ごめんよにーちゃん。
ここを抜けると、ジブリ作品で描かれた空飛ぶやつが展示されてるコーナーになります。
入り口のところで『この飛空挺なんのやつ?』と曖昧になるの分かってくれます?
ジブリ作品って空飛ぶオブジェクトが多いですよね。
何がどの作品のものかはわかんないので「ほぇ〜」なんて顔をして歩いてました。
そこを抜けると腐海の森が現れます。
ここが超良かった。
僕が想像してた博覧会らしい感じはこのスペースだけで全て賄われてました。
オームなどのキャラクターの模型が展示されていて、大きさは小型トラックくらいの大きさです。
メッチャ迫力があって子供が泣き出しました。
それくらい、リアルで迫力があって今にもナウシカがセグウェイみたいなのに乗って登場するんじゃないかと錯覚する空間でした。
ワガママを言うとどうせなら怒り狂った王蟲が暴れだすくらいの演出も欲しいところです。
全体的にジブリ作品を対して知らなくてもボチボチ楽しめる内容になってて良かったですよ。
展示品や模型もクオリティが高かったです。
ジブリの世界に入り込んで没頭するというわけではないんですが、作成秘話とか舞台裏とかが好きな人はめっちゃ楽しめると思います。
ちなみにジブリの博覧会のチケットを持ってると常設展示場にも入れました。
美術館て初めて行きましたけど、結構面白いですね。
彫刻とか型にハメて固めてるワケじゃなくて削ってんでしょ?
どういう形にするか完成を思いながら削ってるって事?
凄くね?
と思いながら見て回ってました。
帰る頃になり美術館の外に出たら雪が積もり始めてました。
いつもは雪なんて腹立たしいだけなんですが、感性を刺激された僕はその腹立たしささえも「そう思えるって良いよね」なんて感じていました。
ジブリ帰りの大勢の人が見守る交差点のど真ん中で、濡れた雪に足を滑らし盛大にスッ転ぶまでは。
そらこんなフザけたおっさんを神様が見逃すわけがありませんよね。
二重の意味で足元を掬われ、慣れない事はするもんじゃないなと心に誓いました。
↓猫と暮らしています😻良ければバナークリックお願いします!
*1:冗談です。