行くぜ!冬キャン!!
子供から受け取るチラシって意外と少ないですよね。
僕に似たんでしょうけどまぁ学校からのお知らせは出してこないんですよ。
アレ?最近の小学校はこんなにお知らせないのかな?ってレベルで出てこないんです。
で、たまにランドセルをひっくり返すと出るわ出るわ「お知らせの山」
期限なんてとうの昔に過ぎている提出物だって掘り出せちまいます...
そんな中、親子レクリエーションのお知らせに目が止まりました。
なになに?テンパーク親子ウィンターキャンプ??
内容を読んでみると山奥にある研修施設で一泊二日のキャンプをしませんか?みたいな感じです。
かまくらを作ったり燻製をつくったりスノードームを作ったり森の中を探索したりと絶対楽しいやつじゃん...
結構人気のイベントらしくて、抽選をくぐった場合に参加できるようでした。
なのでとりあえず応募しまして、無事当選のお知らせが来たのが届いたのでこのたび参加してきました。
アクティビティは複数の中から2つ選択することになってまして、うちはかまくらとスノードームの作成をしました。
小学生は夜にキャンプファイヤー、大人と幼児は育児にまつわるディスカッションをします。NHKの「すくすく子育て」みたいな。
これだけ結構いろいろやって、1泊3食もついて¥9,000。コスパ良すぎない?
しいて言えば山奥で廊下がキンキンに冷えてるのに22時に暖房が切れるのはどうかと思ったくらいなもので大変満足な週末を過ごしました。
子供達も大満足だったようです。
冬キャンの魅力
去年コロナの影響でキャンプを本格的に始めたうちのような家庭って結構多いと思います。
で、キャンプをするっていうとやっぱり夏のイメージがあるじゃないですか。
でも夏だと夜は虫や暑さで結構不快です。
じゃ、春、秋はどうなのかっていうとクマの恐怖が付きまといます。
岩手はそもそもクマだけでなく野生動物が身近にいますし、人の居住区とクマの生息域が結構かぶっています。
なので、学校のグランドや大きめの国道脇の畑にクマが普通に出てきます。身近です。
そういうニュースがバンバン流れてる中に山奥でキャンプをするわけなんで相当怖いです。
でも、冬ってその心配がほとんどいらないわけですよね?
逆に素敵じゃね?
テント程度ならセラミックヒーターで暖取れるでしょうし、虫や動物の恐怖はない。
寒さとの闘いは電気が解決してくれる。
コレは...キャンプって冬がメインシーズンでは???
ということで冬キャンプってどんなもんだ?ってことで挑んだんです。
まぁ予想通り素人が手を出していいものじゃなかったです。
そもそも子連れでやることではないですね。
僕はウィンタースポーツが好きでゲレンデにはよく行くんですが、長女が2歳くらいの時にゲレンデに連れてったんですが、あまりの寒さに凍ったかのように固まってたのを忘れていました。
今回は長男がそんな感じで固まってしまいましたね。
うつろな表情で動かなくなりました。ごめんよ...
多分キャンプよりゲレンデの方が寒いと思います。
それでこの感じですから、冬に無理するのはやめましょう。
でも、大人だけだったら冬キャンいいと思うんだけどなぁ
恐怖からも解放されるし、寒さのしみる中で暖かいもの食べながらゴロゴロできるとか最高ですよね。
おまけにワカサギなんて釣っちゃって、その場でてんぷらにして食べたりなんかしちゃったら熱燗止まんなくなっちゃいますよね!
飲みませんけど...
もうちょっと子供たちが大きくなったら計画したいと思います。
テンパーク親子冬キャン
今回参加したのは冬キャンとは銘打ってますが、林間学校的なやつです。
そういう意味でのキャンプです。
で、天気にも恵まれたこともあって絶好の雪遊び日和だったので施設に到着した後は荷物の整理もそこそこに早速外に出ます。
外には雪原が広がっていて、僕たちはそこでかまくらを作りました。
かまくらって雪国に育っていれば定番の冬の行事的なところがあるじゃないですか。
僕も青森出身ですから当然子供の頃は毎年作っていました。
ってことはですよ?かまくらにはアイデンティティが詰まってるわけです。
そのアイデンティティを子供にも受け継がないといけないわけです。
人がこれまで歴史を紡いできたのはそういうことの積み重ねなんです。
父の背中を見せるとはこういうところで圧倒的な力を誇示することなんです。
見ておくんだぞ。雪国に生まれる意味というものを...
そうしてせっせとかまくらを作り始めたわけなんですが、子供の頃と違って大人になって作るかまくらは結構楽しくてびっくりしました。
寒さで引っ込んだ次女と長男はさておき、長女と二人で黙々と雪を積み、黙々と掘り、なかなかのかまくらを作りました。
全体的な大きさはこんな感じで我ながら頑張りました。
この辺りから深く掘るので崩れたら危ないということで僕が掘り進めたんですが、もうこの作業がえらく楽しくて、自分が空間を作っていくわけじゃないですか。
やめようと思えばいつでも掘る手をとめられるんですが、可能な限り空間を広げたい。でも雪の壁に穴は空けたくない。
このギリギリを攻める感じ。たまりません。
掘ってる間ずっと「かまくら作りは表現だな」なんてブッダもびっくりの悟りを開きかけてきました。
この感覚何かに似てるんだよなぁと思ってましたが、すぐに答えが分かりました。
筋トレです。そっくりです。
結局大人一人が座っていられるくらいの空間を作り込みまして、人生で最高のかまくらを作成することができました。
ちなみに、夜はほんのりライトアップ。
このキャンプに参加してた何組かの家族がかまくらを作っていたのですが、みんな楽しそうでした。
主にお父さん方が張り切ってましたね。
きっとみんな雪国生まれでかまくらには一過言ある人ばっかりだったんでしょうね。
分かる。その気持ち分かる。
僕は宇宙とつながって降雪の多い今年にちょっとした感謝の念も感じました。
子供達も超楽しそうだったし、少ない冬の野外アクティビティを満喫できました。
このイベントは毎年あるようで来年も参加したいなぁ...
かまくら技術をもっと高めて臨みたいと思います。