【アル中】社会が通常通り回っても酒の認識は変わってて欲しいなぁって話
毎年年末になると今年の振り返り的なことをします。
断酒にしても生活にしても仕事にしてもです。
昨年はこの記事がそうですね。珍しく【アル中】タグではなくて【断酒】タグです。
余談ですが、僕はアル中とアルコール依存症の違いは認識してますが自分を戒めるためというか断酒してるからといって依存症が治ったわけではないっていう自戒の念を自虐的に込める意味であえてアル中って言葉を使ってます。
真剣にアルコール依存症と向き合ってる人はアル中って聞くと侮蔑的なニュアンスで捉えるかたももいるので一言付け加えさせてもらいました。
なので他人に対して「アル中」と吐き捨てることは絶対にありません。この言葉は自分に向けて発しているものです。
さて今年はいろんなことがありました。
一番大きなことは家の売買で、次はストレスで倒れたことですかね。
不動産売買については大きなお金が絡むことだったので本当に大変でしたが、いい経験ができたと思います。
これは別に記事にまとめていきたいと思います。
そして何よりこれだけ忙しくストレスにさられたわけですが酒を飲みたいと感じたことは基本的にはなかったです。
特に仕事に関しては強い怒りと失望とで全てを終わりにしたいって気持ちが溢れていましたが、酒飲みたいなって思いはよぎりませんでした。
元々僕はストレス解消で飲んでたって意味合いは少なかった気もしますが「飲まなきゃやってられない状況」でも酒が不要になったんだなって感じました。
酒はストレス解消にはなりません
ストレスの捌け口として酒は何の役にも立たないってのが分かってるんでそうなのかもしれませんが、もし飲んでたらどうなってたかなぁ。
仕事に関しては何かしらの事件起こしてても不思議じゃない程度には怒りを感じてました。
僕は酒ってのは負の感情をアンプするものだと感じています。
酒を飲んで何か問題が解決することってないと思うんです。よくて先延ばしで、基本的には悪化しますよね。
抱えてる問題に対して不満が爆発するってのが一番よくあるパターンで泣いてる人キレてる人とかをよく見ますよね。
多分今年は抱えていた怒りに酒が加わるとそれはもう大変なことになるのは容易に想像できます。
そう考えると酒をやめたことで自分だけじゃなくて家族も守ったことになりますよね。
僕に危害を加えられる予定だった人もそうならなかったんでよかったわけです。
これについては僕じゃなくても危害を加えられるようなことをしてる人なんで時間の問題だと思いますけどね。
僕が断酒した背景には子供に迷惑をかけたくないってことがあるので、これが感情の昂りがあっても酒に手を出すってことがない理由の大きな柱になってますが、結果として。
いつかはくるスリップについて
Twitter断酒部でスリップツイートをされてる方の多くの人が感情の昂りからのスリップです。
その結果結構自分を呪う言葉を使われてるんですが、酒はそういう薬物なんで渇望感
があるのは仕方ないんです。スリップするのは当たり前なんです。
酒飲んでも何もよくならないこともわかってるのに飲んじゃうんで、自責の念が強いんだと思うんですけど、飲むのがやめられないのは酒の効果です。咳止め飲んだら咳が止まるのと同じです。
でも、気持ちの昂りがどうにもならない時は気持ちが収まるまで誰かに思いを伝えるしかないと思います。
アルコールの離脱症状って辛いんですよ。しかも他人にはわかりにくい辛さです。
なので、馬鹿にされたり煽られたりしますけどその人はアルコール依存症の気持ちなんか理解できないので何を言われてもシカトです。
話を聞いてもらいたいだけ!話しかけんな!そういうスタンスで離脱を乗り切りましょう。
話してると酒飲みたくなりますけど、そこは炭酸とかノンアルとか代替品で対処して、ストレスの捌け口に酒を持ってこないことって大事だと思います。
今年感じた成長
怒りを感じて、メンタルを壊され日々鬱屈した生活を送ってました。
そんな中でも酒のことはほとんど頭にありませんでしたし、そういう意味では飲まないって方向で酒をコントロールできてるんでアルコール依存は多少回復したのかなぁなんて思ったりしてます。
でも、酒だけじゃなくて何かに依存してないと落ち着かない僕としては何に依存してたんでしょうか???それだけが不明です。
今年は筋トレもあんまり満足にできなかったし、
ギャンブルはボートも競馬もコロナ給付金の不正受給の件で一気にトーンダウンしましたし、強いて言えばずっと新居のことを考えてたかなぁ。
結局何かに依存しないといけないっていう根本の性質はなんともできてないので一歩間違うと酒にまた溺れると思います。
断酒が素晴らしいことは知ってます。だけど、飲むことをやめられない。
みんなここで苦しんでるわけですから、たまたま今僕が酒を飲んでなくてもいつスリップするか、そのきっかけってすぐそこに転がってる些細なことだと思います。
ただ、こういう考えは今年の大きな成長の一つだと感じてます。
断酒は素晴らしいのになんでみんな取り組まないの?ってところから一歩進んで、みんなそれは知ってるのに飲むことを止められないんだってことを認識しました。
来年は自分が飲まないのは当たり前ですが、断酒にメリットを感じてても耐えるだけでは飲んでしまう人たちの気持ちを理解してより断酒、ソーバーキュリアスライフをブラッシュアップしていきたいですね。