【アル中】依存症者から見たトレンドの理解【極論から極論への橋渡し】
こんな動画とか
【PDCAサイクルはギャンブルで通用するのか】ボートの負けを取返す方法を考察 【P】
こんな記事とか
wachannel.hatenablog.com
こんなツイートして
#ボートレース大村#優勝戦
— わぁちゃんねる (@WachanneI) 2019年12月12日
一番人気にがっちょり
でも広め pic.twitter.com/VyButIjlxz
煽っておきながらギャンブル依存についてエントリー書くかね?
僕もそう思いますが、Twitter のトレンドに「#ギャンブル依存の保険適用」が上がってたんですよ。
依存症の端くれとして気になるじゃないですか。ギャンブル好きだし。
そんなに話題になること?と思って内容を覗いてみたら一部なのか全部なのかちょっとわかんなかったんですけど
「ギャンブル依存は保険適用になるのに不妊治療は保険適用じゃないのはおかしい」
みたいな話がハッシュタグでまとめられてたりしたんです。
もうその話題の前提が、「ギャンブル依存は自分自身で何とかするもんだ」という、あの感じでした。
そういうことね...って思いましたけど、これってテレビの前でプロスポーツに文句つけてるおっちゃんと同じですよ。
経験したことないから感覚で判断してると思うんですけど、「コントロールできない病」なんですって。
今の時代うつ病を詐病という人が減ったように、依存症も認識が変わっていけばいいと願います。
この記事とかも最後に書いてる。委員会ですらこの有様。やばくない?
慎重な声って書いてますけど「精神論」の何が慎重なのかわかりません。
こういうのを目にすると回復中の僕だってガッカリします。
多分、今この時に依存で苦しんでて、そこから脱却したいと思ってる人になればなるほど、こういう意見で心を折られて依存を深めていく気がします。
この記事に書きましたが、勝手に依存した認識はちゃんと持ってますし、このままじゃダメだというのも分かってるんです。
でも止められ無いんです。*1
僕もアル中で博打好きだからね。頑張ろう。回復。
この記事がなかなかスゴイ切り取り方をしてます。
僕は軽い花粉症持ちですが、特にひどくはありません。運良く子宝にも恵まれました。
だからって、「花粉症対策なんかに金使うのはおかしい!子供なんて自然にできないほうがおかしいんだ!気合いだ!」となります?
絶対ならないでしょw
人はそれぞれいろんな属性で困ってるんです。
宇垣アナの「私には私の地獄がある」って心に刻まれるすごい言葉ですよね。
表現の仕方が賢い。*2誰にでも直感的にわかるし重さもある。好き。
依存症は昔から困ってる人が多くて犯罪にだって繋がってるじゃないですか。
金に困って...酒に酔って...好きで好きで仕方なくて...とか
ハッシュタグを追っていると「普通の人」はそんなことしないから勝手に自滅しろってのが多く目につきました。
その普通、僕には当てはまらなかったなぁ。
犯罪にはしる前に救える可能性を見出してもいいじゃん?
真剣に困ってるんだって。その人だけじゃなくて周りの人も。
ギャンブルは僕も好きなんですごく分かりますけども、考えてるときや予想してるときは全てのこと忘れてそこに集中できるわけです。
結果が出るまでのその瞬間だけ救われてるという感じです。
なので、救われない日常が戻ってきてしまうことが嫌で依存していくわけなんです。
僕が朝から酒を飲むのはそういうことでした。
自分の中でつまらない日常がまたやってくるので、それに耐えられずに酒を飲む。
酒飲んでも何も解決しませんし、ギャンブルで金をかけてそれが当たったからといって何が解決するって訳じゃない。
それは分かってるんです。
でも、依存の手を止めることができないんです。
その瞬間だけ救われてる気がするから。
なので根本的な解決をするためには自分の弱さを認めて、ギャンブルなり酒なり薬物なりなんなりに「依存してるんだ」と認識を持つことがスタートで、そこから徐々に失った時間を取り戻しましょうよ。
僕は体も壊れてますんで後悔する事の方が多いんですけど、酒飲み続けてるよりは今の方がマシかな...
コレの発端はIR法ですよね。
カジノが出来たからといって、家の生活に困るような人がカジノに行けるかっていうこともあるんですけど、多分行けないと思うんですよ。
でもせっかくなので、これを機に病院に行って治療してもいいんじゃない?
同じギャンブル好きな人間ですし、僕も依存する人間なので分かりますけど依存してる物がなくなる時ってとても辛いんですよ。
僕はタバコも酒もやめてますけどやめる時って、何かその、何て言うか昔からの大切な人がいなくなるような、切ないような悲しいような、「この先楽しいものがねぇよ!」みたいな気持ちになりましたけど、それ全部気のせい!
全然そんなことないです。
楽しい事って世の中多すぎるぐらいあって、むしろ酒飲んで時間潰した方がもったいないと思います。
でもギャンブル楽しいですからねぇ。
人類の歴史と同じだけの歴史あることですからねぇ。
しかも、ギャンブルに関しては代替が効かないもんなぁ。
僕もゲーセンでスロット回しても2Gくらいで飽きますし。
なかなか難しいかもしれない。
コントロールできるのが一番なんですけど、コントロールできない人は深刻な問題ですから、これを機に病院行って回復するのはアリよりのアリです。
そもそも別問題じゃん
本題ですが、僕も子育てをしながらアルコール依存とかギャンブル依存...
ギャンブルはまだ今のところコントロールできてますけど、依存する性質を持つ人間なので他人ごとじゃないなっていう意識がありまして、このトピックはよく目を通すようにしてます。
だからひいき目に見てるってことじゃないですよ?
でも不妊治療と依存症治療というのは別問題ですよね?
上にも書いてますが、僕はアルコール依存症ですが、子宝には恵まれました。
だからって『不妊治療なんて甘えだ。少し前まで自然に人類は紡いできたんだから依存症治療のほうが大事なんだ!』って言わないじゃないですか。
明らかに別問題じゃないですか。
言ってることのニュアンスは分かるんですけど、それぞれの問題は別の特色があるんだから並列には語れないですよね?
別問題なので依存症にスポットして書きますが、ギャンブル依存症の人は病院に行くお金があればギャンブルに使ってしまうわけですよ。
使ってしまうので病院に行くこともできない。
僕も酒のことですがお金があればその分酒を飲んました。
依存してる人はもう生活もギリギリなはず...ギリギリというか回ってないと思いますから助けを求めてるはずです。
だから自分でも何とかしなきゃいけないっていうのは絶対に分かってるはずなんです。
それが暴発してあらぬ方向に行く前に保険適用できちんと治療していく道があるんだよっていうを示すだけでも全然意味のあることだと思うんですね。
僕も医者に行って治療しようと思ってました。
何回目の決意かわかんないけど禁酒を決意して、次駄目だったら病院だってことを考えてました。
病院に行かなきゃとは思うんですけど、一体いくらかかるのか、どこの病院に行けばいいのか、それこそ断酒会とかに行った方がいいのか?って考えたんですけど、考えてもわからない(調べない)んで酒飲んで紛らわせてました。
でも、保険適用で治療ができますよってなれば、とりあえず病院でいいんだよな。何か話し聞いてみようかなって思う人いると思いますよ。
依存と虐待はつながってるかも?虐待と不妊はつながってるかも?
ここからは僕の考察なので極論になります🤫
どっちもどっち論を言いたいわけじゃないんですよ。
別の問題なので依存症の治療は依存症の治療で大切だという話です。
不妊治療の問題はそれはそれで問題解決しなきゃいけない。
それだけなんですけど、これらを一緒に扱って依存症は勝手に依存してるんだから自己責任!とはならないよねってことでした。
でも、それらが実は繋がってるかもよ?という話です。
不妊治療はお金も時間も苦痛も伴うので大変という話を聞きます。*4
選択としては養子も全然ありだと僕は思ってるんです。法律面も整備されてきてますし。
日本の風土や歴史的には養子とかって全然普通に行われてきたことですし、現在のアメリカだって年間12万組も特別養子縁組が行われているようですから、おかしなことではないですよね。
ブラッド・ピットとか見て「お金があれば養子をとって育てたいなぁ」という気持ちもあるんです。*5
ただ、これは自分の子供がどうしても欲しいんだという気持ちを否定するものではないです。たくさんある選択の中の1つというまでです。
僕の考えとして子供に対する愛情は遺伝的な要素は別に関係なくて、成長の過程で育むものでしょと思ってるというだけです。
しかし、そう考える僕には無視できないデータがあるんです。
虐待された子供に対して加害者は誰なのかというデータです。
下のリンク上側のPDFのリンクは厚生労働省の調査結果のPDFです。
相当なボリュームがあります。
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000362705.pdf
一番の加害者は実母というのは有名な話です。
父親が育児をしないとかいろんな要素がありますが、母親が一番虐待をしているというのが現実です。
実際に子供が生まれて、育てていくのはとても大変です。
当然思い通りになんかなりませんし、大変なことの方が多いです。
そして、不妊治療と虐待のトピックも結構あります。
搜索结果
网络搜索结果
生殖医療後の子育てにおける子ども虐待のリスク - J-Stage
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/56/7/56_712/_pdf/-char/ja
不妊治療で出産した親が虐待しているということじゃないですよ?
「想像を絶する苦労をして妊娠、出産したけど、思ってたのと違う」と感じることが多いということなんでしょうか?うつ傾向を示す女性が有意に高かったそうです。
もちろん子供ってとても可愛いですけど、日本ってなんか『親は子供が好きじゃなきゃいけない』みたいな空気がありません?僕は結構感じますけど。
これらの示すところってそういうプレッシャーなんじゃないの?と思うわけです。
子供のこと可愛いと思えない母親や父親だって普通にいると思うんですよ。
そういう人たちの救済とかいいんです?
不妊治療を保険適用してそのあとは?
家庭の問題だから勝手にやれと?
これって依存症の現状と同じじゃないですか?
虐待をする親だって心を病んでいるわけですから治療や逃げ場は必要じゃない?
ギャンブル依存は自己責任!子供を産むのも自己責任!
ホンマにぃ???
依存症の治療で培ったノウハウが虐待する親の救済にも使えるかもよ?
結局それぞれが別の問題なので依存症の治療は依存症の治療で大切。
不妊治療の問題はそれはそれで問題解決しなきゃいけない。
少子化対策とかもまた別問題というところに戻りまして、それぞれが生活に密着しているトピックなので、そこに蓄積されたノウハウが相互で生かせる分野も出てくれば良いねという話でした。
依存症治療は保険適用の道を歩んで、不妊治療は自治体で少ないですけど助成してるし、少子化問題は現役世代から金巻き上げてみんなハッピー😊*6
ちなみにアル中が酒飲んでいられる時期の家庭は地獄。
酒飲んでるだけでも虐待だって認識は必要です。
最期に
僕が、断酒初期に読んでた本です。
このレビューを見るといかにアルコール問題が軽く扱われているかがわかります。
特に、「こんなのアル中のうちに入らない自慢」してる人が目立ちますが、これが『アルコール依存は否認の病』といわれる所以だと認識できます。
本自体は断酒中に読むことで効果を発揮しました。
「あ~自分見てるみたいだ...」と。
依存を認識した後だといろいろとフラッシュバックして絶望できるいい書籍です。