【アル中】飲み会が無くなって断酒のストレスが激減した話
やまなか屋ってあるじゃないですか。
好きなんですよ僕。やまなか屋。
もう3回ほど5,000円食事券をいただいた位です。こないだも近場のやまなか屋に行ったんですね。
そこで『今日はたくさん飲んじゃおうかなぁ』なんて言ってるカップルがいたんです。
そんな微笑ましい光景をみて思ったんです。
酒をやめてから焼き肉屋で酒を飲んでないなぁって。
え?当たり前だと思いました??そんな事ないと思いますよ。
酒飲みって酒をやめてても「焼き肉の日は特別だから」とか「寿司の日は飲んでもOKな日だから」とかなんだかんだ理由をつけて飲むじゃないですか。
結局「酒を飲まないのは家でってことだし!」みたいなことになるじゃないですか。
僕も大筋でそんな感じだったんです。
そんな感じというより酒を飲むために外食をするという感じでしたから、焼き肉なんて酒のつまみでしかなかったんです。
でも、自分でも意識しないうちに酒のつまみから食事に変わってました。
酒いらなかったんだ
気がついたらつまみ探しでしかなかった外食はちゃんと食事になってました。
断酒し始めの頃は外に出ると酒が飲みたくなるからと言ってあんまり外食しなかったんですが、気付いたら意識しないでも酒を切り離せてました。
最近そういうことが多いです。
むしろ自分がアルコール依存と共存していることすら忘れていることがあります。
時間の経過とともに精神も正常に戻ってきているんだなぁと感じますね。
僕は過去にはタバコも吸ってたんですが、禁煙して10年近くになります。
禁煙して5年くらいはタバコを吸う夢とかタバコを吸いたくなるシーンとかはよくあったのですが、それを超えたくらいで気付いたらタバコを吸いたいと思うことはほぼなくなり今では年に1回あるかどうかって感じです。
それどころか普段は過去に自分がタバコを吸っていたなんてことは忘れています。
古い知り合いに「あれ?タバコ吸わないの?」って聞かれてあぁそう言えば吸ってたねって思い出すレベルですね。
酒ももしかしたらこのまま断酒を続けることで酒を飲んでいた過去を忘れる日がくるのかもと思うと嬉しくもあり悲しくもあり。
ただ、最近は昨年よりも明らかに飲酒欲求は弱いです。
それはなぜか。
飲み会がほぼ無くなったからですね。
この一年、恒例の花見、歓迎会、普通の飲み会など基本的に酒の場が敬遠されてきたわけですよね。
その結果、酒との接点である飲み会はなくなり今年に関しては酒のある場所で同席したのは1回だけ。
それで酒のことを全然感じなくなったわけですから、普段から酒のない生活をしていれば自然と酒を切り離していけるんだなぁって思います。
そして思いました。
僕の人生には酒はいらない。
酒なくても楽しいこといっぱいあります。
来年も対人関係はこうありたい
コロナはもちろん収束して欲しいんですが、その後も対人関係はこうあって欲しいですよね。
特に今アルコール問題で悩みを抱えてる人はチャンスかもしれません。
断酒に踏み切っても飲み会の多い環境だったりすると、離脱症状の辛さから簡単にスリップしてしまうと思います。
なので、何か原因があって酒をやめることになりそうな人はここがチャンスだと思います。
離脱症状の苦しさを乗り越えるまでは本当に地獄ですが、人と合わなければその苦痛も自分との戦いだけに集中できます。
断酒を考えるようになったということは何かしらの問題を自覚したということだと思いますから、アルコール依存症の僕から言えることは先延ばしにしてもいたずらに寿命を縮めるだけですし、酒で問題を抱えていることを自覚した時点で千載一遇のチャンスです。
ちなみに僕が酒をやめた時に何気に困ったのが「いつも一緒に飲んでいた人に飲まないことをどう説明するか」でしたから、今年のように飲み会がなければわざわざその説明もする必要も無くなるわけです。
なかなか人には「アルコール依存なので酒飲めないんですよ」って言えないじゃないですか。
言ってもその感覚って自覚してない人には理解できない物だと思いますし。
いつも飲んでたその人だって自覚してないだけで依存症でしょうから理解してもらうことは難しいと感じていたんですよ。
そういう意味でも酒をやめるチャンスは今だよなぁと感じます。
僕の場合は断酒後にも頻繁に飲み会はありました。
後になって慢性膵炎を患っていたことが発覚したのでそれを口実にして飲まずにいられたのですが、正直断り続けるのも面倒ですよ。
今現在でも飲み会の席で酒を飲まない理由を聞かれたり、飲まされそうになったりするときはそれを使います。
酔っ払い「どうやったら慢性膵炎になるんですか〜」
僕「あなたが今日1日で飲む酒を普段から30分で飲み干すような飲み方してたらなりました。」
酔っ払い「????」
そらそういうリアクションになりますよ。
他人の酒の飲み方なんで実際どうでもいいわけです。
ほっとけよ!もう!!
でもね?
僕がアルコールに依存していったのは21歳ごろに始めた宅飲みです。
誰にも邪魔されず好きに飲めるわけですから、人知れず依存していきました。
外に出なくなったから酒を切り離せるチャンスである反面、一人誰にも気づかれずに依存を深める危険もあります。
アメリカですが、テレワーク中に酒を飲んだことがある人が4割。
4割て言えばまぁ大体半分ですよ。
これをしてしまう気持ちはわかります。
自宅で毎日飲んでいる人はそのフィールドが依存の呼び水になっていて、家にいると酒を飲むスイッチになってるでしょうから、おうち時間のせいで依存が深まることもあるんだろうと思います。
ただ、せっかく新しい生活がやってきたわけですからこれを機に酒を切り離して、新しい人生に踏み出すのもいいと思います。
いいと思うってか僕的には超おすすめです。
酒は人生を明るくはしませんので。
以上、お題「#この1年の変化 」でした。